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貴女の乳房は大丈夫ですか?

便に血が混じる

 貴女の乳房は大丈夫ですか?  
  1. 乳癌自己検診法(乳房の触り方)
  2. しこりとは?(どんな感じに触れるか?)
  3. 乳腺腫瘍
  4. 検査および診断
  5. 手術

1.乳癌自己検診法(乳房の触り方)
肋骨にそって肋骨と肋骨との間の溝がわかる程度の強さで、腋の下の線から内側の胸骨に向かって、斜め上から斜め下に向かって乳房をこすります。

次にこれとは反対方向に打つ側から外側に向かって乳房をこすります。
乳房全を少しずつ3本の指でゆっくり肋骨がわかる程度に押さえて、全体をチェックします。
乳首を上下左右につまんでみます。
(授乳期以外で血液や透明液が出るかどうかを見ます。出るようであれば念のため乳癌検診を受けてください。)

乳房を両手のひらの間に、上下、左右からはさんで見ます。しこりがあるかどうかを見てください。
ホルモンの影響で生理前には乳房が張ったり、痛みが出たりしますがそれは正常でも起こります。
しこりがある場合には、生理の前後で大きさや痛み具合が変わることがありますので、よく観察してください。

授乳中には、乳腺炎が起こりやすく、また化膿しやすいです。炎症の初期にはしこりに触れます。
痛みもあります。ときには熱が出ます。
乳首(乳暈)を中心にした乳房範囲には、米粒大のツブツブを触れることがありますが、それ自体は乳腺組織のことが多いです。
(乳首表面のツブツブとは違います。もう少し広い範囲を押さえると触ることがあります。)


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2.しこりとは?(どんな感じに触れるか?)
しこりには境界のはっきりしたものと不明瞭なものがあります。しこりの周囲を触ると全体の形や境界がはっきりと解ります。しこりの周囲の1/2から 2/3程度の境界が解るけれど全周は解らない。

しこりの形は?
全体が球形のもの、円形のもの、不正形のもの、しこりの上に何か覆いがあり、直接しこりに触れないもの。
しこりを触ると痛みがあるものと、無いものがあります。
排卵期にしこりが大きくなり痛みを伴うものがありますが生理が終わると痛みが消えたり、大きさが小さくなったりするものがあります。
長期間しこりの大きさが変わらないものがあります。
しこりの硬さは?
よく触るとしこりは半米粒大から触ることができます。
こりっとした、半米粒大から触ることができます。
・柔らかい部分と固い部分が混在するもの
・全体に何となく弾力性があるもの
・周囲よりは硬いけれど、そんなに硬い感じではないもの
・大きくがっしりとしていて動かないもの

しこりが複数みられることがあります。
しこりが少しずつ大きくなり、痛みを伴うことがあります。
※しこりに気が付いたら早めに医師の診察を受けてください。

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3.乳腺腫瘍
良性腫瘍 線維腺腫、巨大線維腺腫、葉状のう胞腺腫、乳管内乳頭腫
乳腺症 のう胞、線維性のう胞症、線維症
炎症 授乳期乳腺炎、乳管拡張症、結核
乳汁うっ滞 乳腫
悪性腫瘍 乳癌、肉腫(線維肉腫、細網細胞肉腫)
外傷性後遺症 血腫、脂肪壊死、肉芽腫

4.検査および診断
視診(よく見ること)、触診(よく触ること)
マンモグラフィー(乳房X線撮影)、超音波検査
穿刺細胞診断(しこりに針をさして細胞をとります。)
  診断が確定困難な場合にはしこりだけを切除して細胞を調べます。
  診断が確定して、乳癌であれば手術を考慮します。

5.手術
乳房温存手術
乳房温存手術+放射線照射療法
非定型的乳房切断術
定型的乳房切断術